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イッチハンカイ徒然草

面白さ原理主義のハッティーが必ず、あなたを笑わせて精神崩壊をさせます。

【R-18】 下ネタ好きの為の「20歳の自分に受けさせたい文章講義」入門

嫌われる勇気というベストセラーはご存知ですか?この本は非常に面白いのでおすすめなのですが、著者の古賀史健さんにはもう一つ面白い本があるので、そちらをぜひご紹介したいと思います

 

皆の大好きな下ネタに例えながら分かりやすく書いていきます

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

 

 

 

セックス(文体)とはリズムである

第1講 文体は「リズム」で決まるの中で、古賀さんはこう言っています。また、

 

リズムの悪いセックス(文章)とは、端的に言えば「気持ち良くないセックス(読みにくい文章)」のことである

 

とも。では何故、引っ掛かりを感じてしまうの?どうして支離滅裂になってしまうの??という問いには

 

セックス(文章)がおかしいのではなく、デートや前戯、後戯(文)と本番(文)の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムなく気持ちよくなく(読めなく)なるのだ

 

 

と答えています。

 

それを解消するには、声掛け(接続詞)がカギになるそうです。そして、セックス(文章)と声掛け(接続詞)の関係は列車と連結器の関係に例えています

 

1つのセックス中の行為(一つの文)を車両、接続詞を連結器とすれば、行為と行為(文と文)を繋げるかによって、使用するべき声掛けの種類も変わってくるはずだし、どんな声掛け(接続詞)を使ってもつながらないセックス(文章)はあるはずだ

超訳:声掛けをしてもしなくても、いきなりSMプレイをするのは無謀である

 

彼が主張するのは、「声掛け(接続詞)を意識するだけでセックス(文章)は論理破綻しにくくなる」ということですね

 

”面倒くさい”前戯(細部)に力を入れる

第2講 構成は「眼」で考えるという章で、印象に残った部分です。

セックス(文章)は”面倒くさい”前戯をして(細部を描いて)こそリアリティを獲得する

 

いきなり本番行為に及ぶということは、良くないらしいですね。面倒だと思われる前戯に力を入れてこそ、本番行為が良くなる。文章も同じことです、きっと。

 

また、文章の例として次の3つを比べてみましょう

 

①セックスをすると、免疫力が上がる

セックスをすると、免疫グロブリンの効果によって免疫力が上がる

セックスをすると、免疫力を高める効果を持つ抗体タンパク質の免疫グロブリンの分泌が促進され、免疫力が上がる

*1

ここであえて「免疫グロブリンの分泌が促進され」という”面倒くさい”細部を追加することによって、話のリアリティや説得力が増しますよね。

 

独自の体位(仮説)を提示する

第3講 読者の「椅子」に座るでは、文章のターゲットを

10年前の自分

特定の”あの人”

に向けることが大事と書かれていましたが、僕が印象に残ったのはこちら↓

 

文中の早い段階で、独自の体位(仮説)を提示する。一般論とは相反するような体位(仮説)だ。そして相手(読者)に「あなたはこの体位(仮説)をどう思うか?」と問いかけ、相手(読者)と一緒になって、その体位(仮説)が正しいかどうかの検証作業に当たる

 

確かに、他人事ではなく、自分事と捉えられれば面白いですよね。マンネリ化したカップルだと、またいつもと同じ・・・となってしまうので、実験精神で色々チャレンジすればいいかもしれなません。他人事になれば、それはもうマグロです。

 

 

 

どこを攻めるか?(何を書くか)ではなく、どこを攻めないか?(何を書かないか)

第4講 原稿に「ハサミ」を入れるでは、編集術に関して語られていました

では、どうやってセックス(文章)を編集していくのでしょうか??

 

攻める(書く)べきものは、体(日常)の中にたくさん転がっている。攻める(書く)べきものが見当たらないのは、素材が足りないからでなく、むしろ性感帯に関する情報(元ネタ)が多すぎるせいで、見えなくなっているのだ

 

古賀さんは、「この前のセックス(高校生活)を振り返って」というテーマの文章で例えています

足し算で考えれば

「ワキを攻めよう(部活の事を書こう)、二の腕を攻めよう(文化祭の話も入れよう)。そうそう、おへそ(修学旅行)も楽しかったし、足の小指の裏(あの先生の授業)も好きだったな」と考え、そのまま攻めて(書いて)しまう

たしかに、あらゆる性感帯(楽しい高校生活)を網羅したセックス(作文)にはなるだろう。しかし、それは果たして良いセックス(文章)になるのかというとそうではない

 

 

と言っています

 

一方「どこを攻めないか?(何を書かないか)」という発想は”引き算”です

「ワキを責めないで、セックスといえるのだろうか?(部活の日々を語らずして、高校生活を語ることが出来るのだろうか?」

「足の小指の裏を攻めなかったら、あの時のセックスはどうなっていただろうか?(あの恩師がいなかったら、高校生活はどうなっていただろうか?」

こうして考えて、最終的に「自分にとって大切なものは何か?」「自分はどういう人間で、どういう性癖(価値観)を持って生きてきたのか?」を考えることに繋がっていく

 

 

あれもこれもと増やしていったら、だらだらして意味不明になってしまいますよね

 

終わりに

いかがでしたか?彼の本の全てを説明することはできませんでしたが、もっと読んでみたい、と思った方はご購入を検討してみてはどうでしょう。

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

 

 

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

こちらの本もオススメですね!人生観が揺さぶられる珠玉の一冊。トラウマは存在しない、というのは今でも痛烈に響いています

 

おしまい

 

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