天狗
それは、一本歯下駄を履く最上級生物の総称である
わが国の文献で天狗が最初に登場するのは日本書紀である。
大星従東流西。便有音似雷。時人曰。流星之音。亦曰。地雷。於是。僧旻僧曰。非流星。是天狗也。其吠声似雷耳
都の空を東から西へ轟音をたてて流れた巨大な流星について、旻という坊主が流星ではなく、これは天狗である。天狗の吠える声が雷に似ているのだと言った記録である。
また、宇津保物語には
俊蔭「かくはるかなる山に、誰れかものの音調べて遊びゐたらん。天ぐのするにこそあらめ
平家物語では
若き公卿・殿上人、風情なし知康には天狗付いたりとぞ笑はれける
などとあり、奇妙なもの、不思議なものの代名詞として天狗が使われていた。
私は一本歯下駄を使用する人間として、天狗の精神を継承する必要がある。そして、高尾山は天狗の聖地として有名なようだ。
ふっ
それでは、高尾山を一本歯下駄で登るしかなかろう
パーティー紹介
ハッティー(@Super_hatty)
孤高の一本歯下駄マスター
お色気担当。悪の組織「スニーカー団」から地球を守るため、日々、下駄の素晴らしさを伝達しながら生命の炎を燃やし尽くしている
趣味は、杏仁豆腐から白い物体を除去すること
シャツに描かれている生物はピカチュウである。目の調子がすこぶる不調だという
すがっち
二本歯下駄ポエマー
カメラ担当。noteでポエムを描いたり、マイナビの学生ライターとしてポエムを描いている。最近、俳句という名のポエムも嗜む。好きな食べ物はスパム、嫌いな食べ物はジャム。趣味は歯をカムこと。甚平を持参。ポエムを作るために、毎日ポエムを持参し、おなかのポケットにポエムとポイフルをポエムしながら、日々ポエムをポエムようと精進ポエムポエムポエムしてポエムいる。
ぐっちー
ギタリスト下駄リスト
BGM担当。すがっちが登山前日に初めて会い、一緒にイノベーションを起こそうと説得しリクルートされてきた。アコースティックギターを背負っている。普段から弾き語りをしているようである。趣味は、ビオラを弾くこと。疲れた体を癒すために音楽は、最良の薬であろう。ぶっちゃけ、登山にギターなんて持ってくんなよ。重いだろ。
さて、高尾山駅に別れを告げる
ピカチュウ
says
fu○k`n pokemon
では、高尾山に登る。加えて、ポケモンも捕獲しようと思う
ガタンゴトン
ガタンゴトン
布団
5トン
トンネルを抜けると
そこは
白い
雪国であった
少し歩くと、卑猥な形を木を発見
推定樹齢450年のオナホールたこ杉。天狗衆に引っ張られまいと根を縮ませたそうである
山道には、ポケストップのタコがexist
ポケモンに熱中する二人
後ろにいる者たちは皆、マサラタウン出身の農奴であるという。
山道の入り口
荘厳である
この耳という名を冠するマシーン、いや、殺戮兵器は
下方の万力に耳を差し入れて引きちぎることにより、人を家畜にする
そして、早くも階段が登場
うおおおおおおおおおおおお
はぁはぁ・・・
アッー
失禁
約
3秒前
そして本堂につく。
実に
格好が良い
一本歯下駄の先輩である天狗にも挨拶
畏敬の念を抱かざるを得ない
手水舎で下駄を洗っているすがっち
心地よすぎて、イってしまわれた
本堂の近くにはお菓子の売店が存在している。ゆず生姜味のかりんとうの試食をする
美味の為か、ピカチュウが腰を振っている
ミッキーマウス!ミッキーマウス!ミッキーミッキーマウス!hey!!
案の定、高尾山は外人さんが多く、コミュニケーションの必要性が出てくる。「Wow!!!What`s this??」
「Ah~~it`s a traditional Japanese shoes」と、虚言を垂れ流す。ピカチュウと一緒に3ショットを撮影する
そして、ピンク色の妖怪が出現
捕獲できるのだろうか?
捕獲
名前はドナルドというらしい
道すがら、幾多のポケモンを捕獲する
ミニー、グーフィー、スティッチ、ファインディングニモなど。
歩いていると
リアルポケモンを捕獲。この後、逃走。モンスターボールでないとダメなようである。
あと少しで山頂である。続々と、ポケモンをスマホという名の牢獄の中に幽閉していく
これらのポケモンは関東地方には見られない新種である
名前として
ドラえもん、ドラミを授けることにした
そして、無事に高尾山の山頂に到着
ジムを発見したが
強すぎて、諦念
写真を撮ってもらうという大義名分を掲げて、女子大生に話しかける
写真は撮影してもらったものの、女子大生は捕獲できずに終わった。ポケモンGOとは違い、女子大生GOは無条件に捕獲出来る絶対的法則が存在しない。コペルニクス的転回が必要なのだろう
気を取り直して、ぐっちーに弾き語りを要請した
曲は、福山雅治の「家族になろうよ」
気持ちよさそうに歌っている。非常に甘美なメロディーラインである
ピカチュウも
果てしない
喜びに包まれている
高尾山、登頂成功の証拠
虚言ではない
そうでしょう
ピカチュウ
ピカチュウも歓喜の声をあげ、幾多のポケモンを捕まえた私たちも、そろそろ帰宅の時間である。ママの夕食が待ち遠しい
ん?こちらに向かってくるあの車は何だ??
あ
ちょっと
え
やめなさい
手を
離しなさい
アッー
警察GO
おしまい
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